若石(じゃくせき)足もみ すこやか の日記
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神経の流れ(その2)いさおの『元気の引き出し』第30回 ふれんど11/21 掲載コラム
2016.12.07
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「自分の健康は自分で守ろう」のもといさおの『元気のひきだし』の第30回で
今回は神経のながれ(その2)で脳卒中による片マヒの話です。
○腦卒中による片マヒ
腦の血管が破れたり、詰まったりする脳卒中による片マヒは、
体の「片側がうまく動かない」「思うように話せない」「見え方がおかしい」
といった症状が現れます。
これは脳の脳卒中による神経路の断線であると言われています。
〇神経細胞
神経細胞はひ弱な存在で、血液で運んでいた栄養と酸素が届かなくなると、
生きて いけなくなってしまいます。
神経細胞は傷がついた部分はふさいでくれず、担当し ていた働きに異常が起き、
手が動かなかったり、立てなくなったりします。
〇片マヒの改善
発症後6カ月は回復の「ボーナス期間」当初の急性期、以後の回復期、それを過ぎる
と維持期と言われていたが、ボーナス期間を過ぎても脳は変わる「柔らかさ」持ち続
けている事がわかってき、神経細胞が破壊されても損傷を免れ生き残った神経細胞
が 役割を代行する能力「可塑性」を生かして神経路に新たな役割を分担させたりします。
〇生活の回復を高める方法
・川平法(促通反復療法)によるプログラムで役に立つ手、楽に歩ける足を目指す。
①服の脱ぎ着が楽になる ②顔をふく ③ドアノブを回す ④コップをつかむ
⑤薬袋を持つ ⑥小さな物をつかむ ⑦足を浮かす
・動きの改善を日常生活の中で役立つものにつなげていく。
①片手動作 ②利き手交換 ③杖を持った安定した歩行 等
・動作ができたら、その場ですかさず、具体的にほめる。
・自分の意志で、できるだけ動き回り、また工夫をこらして生活の質を高める。
〇参考資料
①NHKスペシャル脳がよみがえる脳卒中・リハビリ革命 NHK番組制作デイレクター 市川衛著
②家庭でできる脳卒中片マヒのリハビリ やさしい図解「川平法」
鹿児島大学大学院 運動機能修復学講座リハビリテーション医学教授 川平和美監修
若石足もみ すこやか Tel 090-4215-1300 髙橋 勲
